講座・教員
研究紹介
Research

KAZUYUKI SHIMA

准教授:島 和之

研究テーマ

高度なソフトウェアシステムを開発できるようになろう

最近の研究テーマの紹介

最近の研究テーマの紹介

島研究室では、ソフトウェアシステムを専門とし、現在は河川の水位推定とプログラミング学習環境という2つの研究テーマに取り組んでいます。
近年、集中豪雨などによる土砂災害に備えるため、河川に監視カメラが設置され、行政や付近住民が河川の状況を確認できるようになってきています。しかし、人が長時間カメラ映像を監視し続けることは難しいので、監視カメラの画像から水面領域を抽出し、水位を推定する方法について研究しています。画像処理やAI技術などをどう組み合わせてシステムを構築すれば良いか、科学的・統計的観点で評価し、明らかにすることを目的としています。
プログラミング学習環境の研究では、プログラミングの初心者が関数型プログラミングを学習することを目的としています。関数型プログラミングは、ソフトウェアシステムの開発効率や品質向上に役立つと期待されていますが、その有用性が初心者には分かりにくいという問題があります。また、初心者には、タッチタイピングや開発環境のインストールが難しいという問題もあります。
そこで、ブロックを組み合わせることで、ほとんどタイピングしなくても関数型プログラミングができる環境を、インストールすることなく利用できることを目指しています。
これらの研究テーマに取り組むことで、様々な手法を組み合わせて、それらの効果を客観的に比較しながら、高度なソフトウェアシステムを構築する経験を通じて、ソフトウェア開発において重要な概念を理解し、実現する能力を身につけます。