学科長からのメッセージ

 私たちのまわりには、いろいろな要素が関係しあって全体として(ある目的のための)機能を果たしているものが数多くあります。 このような対象をシステムと呼び、人間は様々なシステム構成し、維持し、変革して社会の仕組みや文明を発展させてきました。 システムにおいては、個々の構成要素の検討は大事なことですが、構成要素間の組み合わせ技術の検討が欠かせません。 システムとしてうまく機能しないと、各分野の先端を担う優秀な研究者たちを集めた会議が「非賢人者会議」となる場合もあるのですから。
 情報科学部システム工学科では、当然のことですが、情報の収集、処理、伝達といった情報技術に関わるシステムを扱います。 情報科学の関わる分野の広がりや、技術の進歩で、扱うシステムは大規模で複雑なものになってきています。 このようなシステムを全体として協調させ、調和を図って動かして行く必要があります。 そのようなシステムを作り上げていくためには、システムの個々の構成要素に関する知識のみならず、幅広い視野が必要ですし、情報技術においても、 創造的に応用でき、創造的に変革のできる人材を必要とします。 このような技術者・研究者を育成するためにシステム工学科では、「制御・メカトロニクスコース」と「通信・インタフェースコース」を用意しています。 また数理的な理論を学習できるサブコースも用意されています。 これは科目群がコースとして設定されているということであって、各コースに学生を振り分けるのではありません。 「制御・メカトロニクスコース」では、各種制御機器やロボットに高度な機能を持たせるためのシステム化技術を、 「通信・インタフェースコース」では、ネットワークで結合された大規模で複雑なシステムどうしを協調して動作させるためのシステム化技術を学ぶことが出来るように科目群が用意されています。 卒業研究でどのような研究に携わることになるのかは気になる所でしょう。 システム工学科の研究室は「計測制御系」、「ロボット・メカトロニクス系」、「通信系」、「インタフェース系」、「ソフトウェア系」、「数理系」に分類することが出来ます。 それぞれの分野に関連したシステムの研究に携わることになります。対応する系の分類名で大まかな想像はできるでしょうが、研究内容の詳細は各研究室のページで確認してください。

システム工学科長 伊藤 史朗


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